「伝えたいことがあるから歌う」「歌いたい詩がそこにあるから歌う」という素朴な思いがそのまま伝わってくる五郎さんのステージ。70歳にして真摯に一人社会と向き合い、分かったフリも諦めもしない。汗まみれになりながら大きなストロークでギターをかき鳴らす姿はまるで少年のようだ。黒人差別と戦った白人メダリスト(1968年メキシコオリンピック)ピーター・ノーマンを歌ったトーキングブルーズが心に残った。五郎さんに心から拍手を送りたい。企画いただいた「一台のリヤカープロジェクト」に感謝します。お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。